ストレスチェックの準備チェックリスト
実施前後の抜け漏れを確認する
準備を進めている会社が、抜けていることや、まだ決まっていないことを確認するためのリストです。手順の詳しい説明は、各項目のリンク先にまとめています。
すべてを一度に決める必要はありません。確認が必要な項目だけ、自社で使っているメモや予定表に「誰に聞くか・いつまでに確認するか」を残すと、次の作業が分かります。
今の段階から確認する
- 委託先に相談する前:人数、受検環境、現在の契約を整理する
- 依頼先を決めるとき:頼める範囲、会社の作業、費用を確認する
- 実施前から結果通知後の対応まで:社内案内、情報管理、面接の申出先を確認する
- 職場改善と翌年への引継ぎ:結果を活かし、決まった運用を残す
制度上の義務、推奨する準備、契約で決めることを含みます。すべての項目が一律の法令上の義務という意味ではありません。
委託先に相談する前
- 人数と拠点が整理できている — 会社全体の人数だけでなく、事業場ごとの人数と受検対象者を確認する。
- 受検方法を検討できる — 紙・Webの希望、従業員の業務用メールや端末の有無を把握する。
- 現在の契約と依頼したい範囲が分かる — 産業医や健診機関等との契約を確認し、実施者・事務・面接指導のうち何を依頼するか整理する。
- 会社の連絡窓口と希望時期を確認している — 未定の項目は、そのことも候補先へ伝える。
20人会社の準備例では、これらの条件をどう整理するかを紹介しています。
依頼先を決めるとき
- 実施者と事務の担当が分かる — 「実施者付き」という表示だけで、事務一式を依頼できると判断しない。
- 会社に残る作業が分かる — 名簿の準備、社内案内、配布・回収、操作の問い合わせ等の分担を確認する。
- 面接指導の依頼先と利用条件が分かる — 申出があった場合の依頼方法、日程調整、料金条件を確認する。
- 費用と情報管理の条件が分かる — 必要な範囲の総額・追加費用と、保存・閲覧権限、契約終了後の扱いを確認する。
候補先の回答は、見積書や説明書と一緒に残すと、後から確認しやすくなります。候補先への問い合わせ文例も使えます。
実施前から結果通知後の対応まで
- 社内ルールと従業員への説明を用意している — 実施方法、受検期間、個人結果の扱い、相談先を案内する。関係する従業員の意見を聴く機会も確認する。
- 個人結果を扱う人と方法が決まっている — 本人への通知方法、会社へ提供する際の同意、保存先と閲覧権限を確認する。
- 問い合わせと面接の申出先が分かる — 操作・未着などの問い合わせと、医師面接の申出が、それぞれどこへ届くか確認する。
- 申出があった後の対応と記録を確認している — 医師面接の手配、医師の意見を踏まえた会社の対応、記録・保存と必要な行政報告を確認する。
面接指導は対象者から申出があった場合の対応です。詳しい条件と情報の流れは、実施後の会社対応にまとめています。
職場改善に活かすとき
集団分析・職場環境改善は努力義務です。報告書を活用する場合は、次の点を確かめます。
- 個人が特定されない集計・共有になっているか — 少人数の部署などは、集計単位と提供される情報を確認する。
- 現場の状況と照らし合わせているか — 数値だけで原因を決めず、仕事の進め方や負担が集中する場面を確かめる。
- 試す改善と振り返りが具体的か — 何を変えるか、担当、必要な権限・支援、振り返る時期を決める。
集団分析と職場改善の例では、報告書から現場確認、改善までの流れを紹介しています。
翌年へ引き継ぐとき
依頼先の連絡先、決めた分担、実施時期、来年見直したい点を、社内で引き継げる場所へ残します。翌年は人数・契約・受検環境の変化を確認します。個人の回答や健康情報を、一般の準備メモへ書き込むことは避けます。
内容確認日:2026年10月15日