現場を良くしようとすると、やることが増えます。
気づいたら、「改善」で首が回らない。
これが施策過多です。
改善は、量ではなく回転で効きます。
第22話は、週1回のレビューで「まず毎週1つ直す」話です。
週次レビューは“会議”ではなく“整備”
長い反省会はいりません。
週次レビューは、現場の整備です。
見るのは3点。
- 手戻り(戻った/やり直した)
- 詰まり(止まった/待った)
- 体のしんどさ(疲労/睡眠/休息の崩れ)
ここを見れば、「次に直す1つ」が決まります。
ルール:直すのは、まず毎週1つ
たくさん直そうとすると、結局どれも定着しません。
だから、まず毎週1つ。
コツは、「一番重い問題」ではなく、
「今週、確実に直せる1つ」を選ぶこと。
“直す1つ”の決め方(型)
次の順番で選ぶと外しにくいです。
1) 守る基準に触れているもの(出荷/衛生・安全/休息)
2) 手戻りが多いもの(毎回戻る)
3) 詰まりが出たもの(待ちが発生)
4) 体のしんどさが増えたもの(睡眠・休息が崩れた)
上に当たるほど優先。
直すのは「現場の形」
週次レビューで直すのは、根性ではありません。
形です。
例)
- 置き場を変える(迷わない)
- 手順を1行にする(読まれる)
- チェックを1つ減らす(守れる)
- 台の高さを変える(腰が死なない)
- 作業を分割する(焦らない)
“気合いで頑張る”をやめて、形を直す。
週次レビューは「増やす」ためではない
ここでズレると、週次レビューが重くなります。
週次レビューで増える仕組みは、続きません。
第20話の通り、増やす前に外す。
第21話の通り、取る前に使い道を決める。
週次レビューは、現場を軽くして回すためにあります。
忙しい時ほど、これを思い出す(週次レビュー編)
「直すのは、毎週1つ。」
明日やること(3つ)
1) 見る:今週の手戻りを1つ書く(何が戻った?)
2) 決める:来週直す1つを決める(守る基準に触れていれば最優先)
3) 直す:直す内容を“形”で1行にする(置き場/手順/チェック/台の高さ)
他業種の読み替え:焙煎=熱源工程/週次レビュー=現場の整備/直す1つ=定着させる改善
※本連載は、複数の現場の“あるある”を詰め込んで一般化し、分かりやすさのために再構成した架空の設定です。
