焙煎所×EC “回る労働衛生”

第14話 OJTの最小形:チェックリスト10行で回す(立派なマニュアル不要)

採用直後は教える側が忙しく、口頭だけのOJTになりやすい。抜けが出るとミスや事故につながるため、分厚いマニュアルではなく「順番・確認・止める」を10行チェックリストに落とす。紙で貼って一緒に回し、最初の回数の目安(2回並ぶ→見守る→一人で一回)を決めて不安を減らす。守れない所が出たら削って直し、軽く運用する。
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第13話 1人目採用:社長の“危険予知”が通用しなくなる

1人現場では社長の頭の中の「危険予知」で回ってしまうが、1人目を雇った瞬間に前提のズレで事故が起きやすくなる。第1週に渡すのは分厚いマニュアルではなく「境界線(触らない・近づかない・止めていい)」と、止める合言葉。危険区域に名前を付け、触っていい物/触らない物を整理し、「一回止めます。見てください。」で止まれる現場にする。
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第12話 家族時間が侵食:仕事の境界線を“仕組み”にする(通知・時間割)

売れ始めると仕事が生活に食い込み、家族時間が侵食される。通知はゼロにせず「開ける時間」を固定し、返信は見る時間にまとめて作業中は見ない。時間割は理想ではなく現実で作り、必ず出る仕事/割り込む仕事/見えない仕事(焙煎機の手入れ等)を分けて割り込み枠を確保する。合言葉は「いまは家。」——境界線を仕組みで守る回。
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第11話 睡眠が削れる:寝不足のまま回さない(締切の波を見える化)

寝不足は判断力を落とし、ミスとヒヤリが増える。原因は「忙しさ」より締切の波が見えていないこと。発送・焙煎・在庫の締切をカレンダーに出し、締切が詰まっていない日に仕込み日を固定する。終業前に「明日の3点(締切・在庫・段取り)」を書いて止める——小さな手順で現場を回す睡眠対策。
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第10話 クレーム初回:返信テンプレと“対応範囲”を先に決める

初めてのクレーム対応で焦る前に。クレームを3つに整理し、受領・不具合・期待ズレの返信テンプレ3通と、攻撃的表現・過大要求・回数の線引きで、時間がない現場でも冷静に回す方法をまとめました。
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第9話 ミスが出る日:ピーク時の事故は「焦り」で起きる(刻む・止める)

忙しい日は「焦り」で確認・段取り・安全が落ち、ミスや事故が増える。焙煎所×ECの現場で、仕事を小さく区切る「刻む」と、出荷前・焙煎前・終業前に止まる地点を作る「止める」で、ピークでも壊れにくく回す。
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第8話 反復地獄:計量・封止・ラベル貼りで手首が痛む(分割と交代)

計量・封止・ラベル貼りなどの反復作業は、負荷より「回数」と「偏り」で手首がやられます。対策は道具より運用。30分で区切る(分割)、作業の種類を入れ替える(交代)、置き場を固定して探さない――小さな現場でも回る手首対策をまとめました。
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第7話 初受注ラッシュ:梱包で腰を痛める前に“台の高さ”を決める

初受注ラッシュで壊れやすいのは腰。原因は重さより、中腰・床作業・無理な一発です。梱包作業の台の高さを整え、床でやらない、2回で運ぶ、箱は小分け――忙しい日でも回る梱包工程の作り方をまとめました。
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第6話 初期の作業設計:立ちっぱを前提にしない(休憩を最初から組み込む)

開業直後は忙しさで休憩が後回しになりがち。立ちっぱなしは意志ではなく「設計上の無理」として扱い、休憩を手順に組み込みます。座れる場所を先に作る/休むタイミングを区切りで固定する/戻りやすい休憩にする——この3点で、ミスとヒヤリを減らし、現場が回る形に整えます。
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第5話 粉じん・チャフ・清掃:咳と火災リスクは“掃除のやり方”で変わる

焙煎所の粉じん(微粉・チャフ)は、発生より“舞い上げる”方が簡単。ほうき・エア・乾拭きで粉を増やさず、湿り気+吸って回収+頻度で回す。熱いチャフや焦げ片は冷ましてから吸う(くすぶり防止)。